吉松章のブログ

つまらなきこの世の中をおもしろく。日々の思考を書き連ねて。

今年のパフォーマンス予定

2023年1月8日

◆【マンハッタン翁】 神田楽道庵
https://facebook.com/events/s/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E7%BF%812023/859465068407058/

※キャンセル待ち承っております。
makikoclub2022@gmail.com

●ご挨拶

 2023年も新年8日に「マンハッタン翁」をひらく運びとなりました。この作品は、1993年にニューヨークに留学し2006年に試演を行い、2007年より舞台に上げて、毎年公演を重ね、今年で17回目を迎えようとしています。
確かに、17年前は、マンハッタンに住む移民の人々の物語でした。しかし、今日本は2021年の時点で、在留外国人252万人、外国人労働者は172万人という移民大国となりました。

 「異国の人々と共に生きる」という意識が、まだ日本人の中に育っていないのでしょう。日本人の心理は、彼らを「他所者(よそもの)」として見つめ、昨今の日本の入国管理局の対応にも繋がっているのでしょう。

 「物質的に」貧しい人にこそ、精霊が近づき、声をかける。彼らこそが、見えなくなってゆく彼らの故国の祖先や太古の空間を、現在に甦らせる。この地の精霊信仰が、芸能を生み出しているのです。

 能という舞台は、勝者の物語ではなく、社会に押しつぶされた名もなき敗者の魂が、主人公(シテ)となり、私たちに語かけます。

 翁の言祝ぎにより、良き一年となりますよう、新たなる年のはじめに心より祈念し、公演させて頂きます。

​桜井真樹子

●作品について

 この作品は、ニューヨーク・マンハッタンに住む、ヒスパニック系、日系、アフリカ系の三人の老人が、死を迎えるときから物語は始まります。彼らは、故国から離れ、マンハッタンに移り住み、そこで貧しく孤独に、亡くなってゆくとき、「花の精」に出会い、天の国へと向かいます。天の国は、三人の老人を迎え入れ、マンハッタンに翁が生まれたことを祝福し、吉祥が訪れます。


■原作・脚本・主演:桜井真樹子

●キャスト /スタッフ
シテ「翁」:桜井真樹子
ワキ「花の精」アイ:吉松章
声明:山口裕加奈
面箱・地謡吉田正
能管・篠笛:金子弘美
小鼓:望月太左衛

面:北澤秀太

デザイン:Diminish Design Partners
制作・運営:マリプラ

■マンハッタン翁2023 公演概要
●日時1月8日(日)16:30開場17:00開演
●会場:楽道庵
●場所:東京都千代田区神田司町2-16
●料金:前売り3.000円、当日3,500円
​※会員優先予約11/14~、一般販売11/21~
●お問合せ:まきこの会事務局(makikoclub2022@gmail.com / 090-9236-0836)
●ご予約:お申込みフォーム https://forms.gle/PuqC1K7mZvsuRA94A

●作品公式サイト
https://www.mari-pla.me/manhattan-okina2023

◆1月23日 辻堂 キッサコ 八月踊り等

◆2月12日 ハイパー能【ナガスネヒコ】八丁堀   七針

https://facebook.com/events/s/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%83%BC-%E8%83%BD-%E9%95%B7%E9%AB%84%E5%BD%A6%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%99%E3%81%AD%E3%81%B2%E3%81%93/829626961670526/

悲しき建国記念日
ハイパー能 長髄彦(ながすねひこ)
今こそよみがえれ!

 奈良の生駒を拠点として国を治め、神武最強の敵であった長髄彦(ながすねひこ)は、饒速日(にぎはやひ)の裏切りにより倒された。
 奈良に住む人々を倒し、「樫原に宮殿を作り天下を治めた」と神武が宣言した日、三月の辛酉(かのとり)朔(ついたち)の丁卯(ひのとう)を日本の建国として、明治6(1873)年7月20日太政官布第258号により紀元節を2月11日と決めた。
 その日付を踏襲し昭和41(1966)年に名称を改め「建国記念日」となった。
 なぜ、神武は奈良の人々を倒して国家を建国して良いのか?神武は「天の国からきた神」だからだそうだ。神武は神なのか?
 圧政から解放された人々の国は独立記念日を祝う。征服されて彼らの奴隷となった日「建国記念日」を怨む日々から解放されるために、長髄彦が今こそ甦ることを願ってこの物語は語られる。
 今こそ、私の心に独立を!

2023年2月11日(土)17:30 open 18:00 start
七針: 東京都中央区新川2丁目7−1 地下 オリエンタルビル
https://www.ftftftf.com/#map
charge: ¥3,000(前売り) ¥3,500(当日)
原作・脚本:桜井真樹子
出演
シテ(里の女・長髄彦):桜井真樹子
ワキ(忍性):吉松章
囃子方:濁朗(モデュラー)、 HIKO(ドラム)、小森俊明(ピアノ)
ご予約・お問い合わせ:f@ftftftf.com (七針) 

◆6月 【菖蒲冠】

◆7月17日 ジュゴン能【沖縄平家物語